Fusion360の教本「マスターズガイド ベーシック編」の紹介、後半戦です。
前半戦については以下で紹介しています。
それでは続きのChapter6から紹介していきます。
Chapter6 ロボットの組立と図面をつくろう
ロボットの組立ではそのまま組立について学習していきます。
モデリングにて作成した各パーツを組み立てるための機能としてアセンブリの機能があります。
アセンブリの機能には固定、スライド、回転など組立の方法を設定できるようになります。
また、動きの制限をつける事で干渉を防ぐなども設定ができます。
組み立てたアセンブリは分解から組付けのアニメーションも作成できます。
更に、これらを三面図などの図面にする機能も存在し、駆け足ではあるものの学習ができる内容になっています。
図面やアニメーションの機能はモデリングや組立に比べてユーザー数が少ないためにこれくらいの紹介になったように思えます。(あくまで個人の意見です)
Chapter7 フォームモデリングの基本
Chapter5までにソリッドモデルとサーフェスモデルを行ってきたのですがここからは新しいフォームモデリングについて学習していきます。
最初はフォームモデリングで使う機能の説明と使用頻度について説明されています。
説明を読んでもすぐに理解はできないと思うのでまずはここは斜め読みし、実際にフォームモデリングの機能で分からなくなったら戻って確認するような使い方が良いと思います。
Chapter7では立方体から飛行機を作成する方法について書かれています。(飛行機と言っても模型のようにガワだけの作成なので身構えなくても大丈夫です)
感覚でモデリングしていくのでCADよりCGに近い感じで進めると良いでしょう。
Chapter8 リクライニングチェアをつくろう
ここでもフォームモデリングを駆使してリクライニングチェアを作っていく内容になっています。
あらかじめリクライニングチェアに腰かけている人間のモデルが準備されているのでそのモデルに対してリクライニングチェアを作っていきます。
僕は不要部分の削除で余分に削除されてしまうというつまずきがありましたがダブルクリックなどの自動で選択範囲を広げる場合にはどこまで選択されているかを注意深く見る事で回避できます。
個人的にリクライニングチェア自体のモデリングよりその足のモデリングが楽しかったです。(楽しいどうこうはどうでも良いですね)
Chapter9 ミニ四駆ボディをつくろう
さぁ、やってまいりました。
本書の表紙にもなっているミニ四駆ボディを作る学習になっています。
このミニ四駆ボディ、モデリングして終わりでも良いのですが3Dプリンターを持っていれば印刷する事で実際のミニ四駆のボディとして使えるようにシャシーと固定用パーツが準備されています。
ミニ四駆のボディを自分の手で作れるだけでテンションアゲアゲになりますね。(個人の感想です)
ここまでの学習した内容はすべてこれを作るためというように色々な機能を使って作っていきます。
色々なボディを作ってみたくなりますね。
まとめ
本書では実際には「Chapter10 レンダリングを楽しもう」「Chapter11 3Dプリントを楽しもう」が有るのですがモデリングとは直接関係無い事と本書を図書館から借りていて期限内にそこまで行けなかったのでChapter9までの紹介としました。
本書についてはボリュームもかなりあり、やりごたえのある内容になっていました。
手順についても細かく写真付きで紹介されているので初心者でも続けていけそうな内容だと思います。
ただ、やはりボリュームが多いのでそこさえ問題なければこの1冊で基本がしっかり押さえられると思います。
そういえば「ベーシック編」ってなっているけど「アドバンス編」とか出るのかな?
おまけ
本ブログでも紹介している僕が持っているLabists製3Dプリンター「EasyThreed x1」でミニ四駆ボディを印刷してみましたがとてもシャシーにはめられる制度で印刷できませんでした。(それも途中でずれてるし)
印刷範囲も100mmでは足らないので傾けて印刷しました。
ただ、表面はかなりきれいにできたのでそれだけでも印刷した価値がありました。
またトライする事があれば本ブログにて紹介します。
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