Blender 使ってみた

モデリング

3Dプリンターを購入したので自分で3Dデータをつくれるように利用頻度の高い豊川市中央図書館にてFusion360のトレーニング本を探したのですが作品集しか見つかりませんでした。

それじゃ代わりの3Dデータを作るトレーニング本が無いか調べていたところ、3DCGのBlenderを使ったトレーニング本がいくつか見つかりました。

その中で「やわらか3DCG教室 Blender」なるものを見つけ、内容を確認したところ1からモデルデータを作る方法をレクチャーしてくれる内容になっていたのでまずはこれを使って3Dデータを作る事にしました。

Blenderとは

Blender(ブレンダー)とは、オープンソースの統合型3DCGソフトウェアの一つであり、3Dモデル作成、レイアウト、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、デジタル合成 (コンポジット)などの機能を備えている。
また、バージョン2.8以降は2D Animationテンプレートを持っており、2Dアニメーション制作ソフトとして使うことも容易となっている。

ウィキペディア

という事で3DCGソフトで3Dモデルを作成できるソフトです。

更にこのソフトは統合型ソフトなのでアニメーション、シミュレーション、レンダリングなど大変難しそうな事までこなせるソフトになっています。

それもこのソフト、オープンソースなので費用をかけずに使う事ができます。

これはもう使うしかないですね。

Blenderのインストール

Blenderは3DCGのソフトです。

なのでこのソフトを実行するにはそれなりにスペックのあるパソコンが必要になります。

最小限動作環境推薦動作環境快適動作環境
64ビットデュアルコア 2Ghz CPU(SSE2)64ビット クアッドコアCPU64-bit 8コアCPU
4 GB RAM16 GB RAM32 GB RAM
1280×768ドット表示Full HD(1920×1080)複数のFull HD表示
マウス・トラックパッド・ペン/タブレット3ボタンマウス又はペン/タブレット3ボタンタブレットとペン/タブレット
メモリ1GB以上のグラフィックカード(OpenGL 3.3以上)メモリ4GB以上のグラフィックカードメモリ12GB以上のグラフィックカード
ウィキペディア参照

難しい事はよくわからないのでとりあえずインストールしてみよう!!って事でインストールしました。(Fusion360が起動したのでBlenderも起動するだろうと安易な気持ちでインストールを試してみました)

思った通り、(快適とは言えないまでも)起動して3Dモデルを作っていくことができそうでした。

操作について

3DCADは仕事でも少し使う機会があるのですが3DCGは今まで触る事がほとんど無かったので比較はできないですが直観的に操作ができたのでUIはかなり考えられて作られたものだと思いました。

難点としては(これは慣れによる物だと思いますが)視点の変更にホイール回転がズーム/パン、ホイールの押し込みが平行移動、右ボタンが回転になっている事でした。(CATIAともFusion360とも違う操作方法)

3Dモデルを作成

図書館から借りてきた「やわらか3DCG教室 Blender」の通り手順を進めて3Dモデルの作成を開始しました。

最初のお題はデフォルメしたクマをプリミティブ図形を変形させて作る手順でした。

このモデルを作成する方法が3DCADとは違い、各頂点を動かして目的の形状を作っていく感じだったので新鮮でした。

この本は1つ1つの手順を親切丁寧に書いてくれているので迷う事なく作っていく事ができました。

ただ、この本が執筆されたのがVer2.80のα版、β版をもとにされたので現在のVer.2.80以降(リリース版)ではかなり大幅なUIのレイアウト変更が行われていてそこが躓きました。

とりあえずは1日あればチュートリアルのクマを作成する事ができました。

チュートリアルのクマ

モデリングだけじゃない

本のチュートリアルにはモデリングだけではなくボーン(骨格)の作成とその動きを変更したポーズを作る事まで紹介されていました。

実際にモデリングしたクマのポーズを変更する事ができるようになりました。

クマを座らせたポーズ

上記にも記載しましたがBlenderには他にもアニメーションやシミュレーションを行う事もできるので夢が広がりますね。(僕はとりあえずのモデリングが出来たのでそれで満足です)

まとめ

Fusion360もそうですが費用をかけずにこんなにも色々な事ができるソフトを使う事ができるのだから興味が有ればとりあえず触ってみるべきですね。(動作要件をクリアしている必要が有りますが)

参考にした「やわらか3DCG教室 Blender」も(UIが結構変わってしまっていますが)丁寧に手順を書いているのですごく参考になります。(1日有れば1つ目のクマのモデリングはできそう)

とりあえずもうしばらくBlenderを使ってみて3Dプリンター用のモデリングができるか検討してみます。

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