これまで当ブログではmicro:bitのプログラムについて記事を書いてきましたがいずれもシミュレーター上でできる物ばかりでした。
そこで今回は実際にmicro:bitに装備されているIO端子を使ってLEDの点灯をプログラムしてみようと思います。
必要な物
LEDをmicro:bitで点灯するために以下の物を準備します。
- ワニ口クリップ
- LED(赤色)
- 抵抗(330Ω)
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LEDをmicro:bitへ繋ぐ
必要な物が揃ったらLEDをmicro:bitへ繋げます。
IO端子(P0)->LED(赤色)->抵抗(330Ω)->IO端子(GND)
これでmicro:bitからLEDを操作する準備ができました。(絵ではブレッドボードを使って繋げていますが実際にはワニ口クリップで以下のように繋げました)
注意点としてはmicro:bitの端子にワニ口クリップで繋げる時に隣の端子に金属部分が当たらないようにしてください。(回路がショートしてmicro:bitが壊れる原因になります)
抵抗は向きが無いですがLEDは向きがあるのでこちらも注意が必要です。(僕はLED内の金属板の形状を見て向きを合わせています)
LEDをプログラムで操作する
さて、LEDも繋げれたので次はプログラムです。
IO端子から電気を出力するには「入出力端子」の「デジタルで出力する 端子「P0」値「0」」ブロックを使います。
このブロックを「最初だけ」ブロックに配置し、値「0」を「1」にします。
これでプログラムは完成です。
プロジェクトをmicro:bitへ書き込んで動作を確認してみましょう。
LED点灯
プロジェクトをmicro:bitへ書き込みが完了するとワニ口クリップで繋げたLEDが点灯します。
LEDを点灯する手順は以上になります。
これでは全然制御になっていないのでもう少しプログラムを変更してみましょう。
LEDを点滅するプログラム
先ほど作成したプログラムで点灯する事が判ったと思います。
「デジタルで出力する 端子「P0」値「0」」ブロックの値の「0」を「1」にする事で電気を出力するので「0」で出力を止める事ができます。
なのでLEDを点滅させるにはこの値を「1」「0」の繰り返しする事で実現できます。
繰り返しが早すぎると点滅が見えないので「一時停止(ミリ秒)「1000」」ブロックを使って1秒ごとにLEDの点灯、消灯を繰り返すようにしてみましょう。
プログラムが組めたらmicro:bitへ書き込んでLEDが点滅するか確認してみましょう。
まとめ
これでIO端子を使ってLEDを制御する方法をプログラムする事ができました。
ここら辺は他のビジュアルプログラミングツールでは真似できないmicro:bitならではではないでしょうか。
LEDの制御以外のプログラムについてもこれから作っていこうと思います。
また、今回の記事では進める事を主体としていたのでなぜ「抵抗」を「330Ω」にしたのか?などの説明を省きましたが必要がありそうであれば別途記事を作ります。
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