micro:bitについていくつか書籍も出ていたので例によって図書館から借りてきました。
その中に厚紙を使った工作の方法が書かれている物があったのでこれを参考にmicro:bitのケースを厚紙で作ってみました。
工作以外で必要な物
工作とは別に必要な物です。
micro:bit
そもそもmicro:bitのケースを作るのでそれを入れる本体が無ければ意味が有りません。
電池ボックス
一番扱いが簡単で入手しやすい単三電池2本用のPHコネクタ付き電池ボックスを使います。
これ以外の電池ボックスを使っている人は以降参考にならないかもです。
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工作に必要な物
工作に必要な物の説明です。
工作用紙
方眼のついた厚紙です。
ケースそのものの材料として使います。
文房具が売っている店なら大抵どこでもあります。
僕はダイソー(100円ショップ)で買いました。
カッターナイフ
工作用紙を切るために使います。
個人的な判断ですが大きめの方が扱いやすいと思います。
これも文房具が売っている店なら置いてあるでしょう。
カッターマット
工作用紙を切る時の下敷きとして使います。
雑誌や段ボールなどでも代用可能ですが1つ持っておくと便利なので無ければ購入をおススメします。
これも文房具が売っている店なら置いてあるでしょう。
定規
寸法を測ったりカッターナイフで直線を切る時に使います。
30cmの物が有れば良いです。
僕は15cmの物を使いましたが一度に長い直線を切れなくなるので30cmを用意する事をおススメします。
これもまた文房具が売っている店なら置いてあります。
接着剤(木工ボンド)
工作用紙を貼り合わせるのに使います。
僕は横着してテープのりを使いましたが微調整がしづらく仕上がりが微妙になりました。
やはり乾くまでに微調整ができる木工ボンドが良いと思います。
やはり文房具が売っている店なら置いてあります。
両面テープ
micro:bitと電池ボックスの接着に使います。
剥がれない方がいいだろうと強力タイプを使いましたが接着剤の時と同様微調整がしづらくなりました。
強力タイプは避けた方が良いと思います。
これも文房具が売っている店なら置いてあります。
クリップ
接着剤で工作用紙を貼り合わせる時に固定するために使います。
僕は工作用紙の張り合わせをテープのりと両面テープで行ったので使わなかったです。
横着しなければ必須です。
結局全て文房具が売っている店で手に入る物ばかりでした。
電池ボックスを貼り付け
micro:bitと電池ボックスを両面テープで貼り付けます。
スペーサーを作る
基板には表面実装の電子部品が付いているので基板へそのまま電池ボックスを貼り付ける事はできません。
また、そのまま貼り付けてしまうと端子部分が非常に使いづらくなってしまいます。
そこでスペーサーを作り、電池ボックスを基板から浮かせて貼り付けます。
スペーサーは1cm×2cmの工作用紙を4枚貼り合わせて1.5mm以上にします。(1.5mmが良い理由については書籍に書かれていないため分からないです)
僕は面倒だったので貼り合わせは両面テープで済ませました。(厚みが1.5mm以上のクッションの両面テープが有れば工作用紙の貼り合わせ自体不要になります)
作ったスペーサーの両面にそれぞれ両面テープを貼れば完成です。
スペーサーを使って電池ボックスを固定
micro:bitのロゴ周辺が表面実装の電子部品が無いため、ここら辺にスペーサーを貼り付けます。
スペーサーを貼り付けたら今度は電池ボックスを貼り付けます。
これでmicro:bitに電池ボックスを貼り付けできました。
寸法のけがき
作成するケースのそれぞれパーツの寸法でけがきしていきます。
今回使用した工作用紙の寸法は318mm×450mmの物で、全てのパーツをけがいた時、310mm×80mmのサイズで収まりました。
つまり工作用紙1枚から5個のケースを作る事ができます。
僕がけがいた時の写真です。
いい感じにパーツの配置が出来たと思います。
けがきは切る線と折る線の2種類必要です。
後で分かるように2色で色分けしておくと良いと思います。(僕は黒のみで行いましたが切り出し作業で切る線と折る線を確認しながら行う事になり時間がかかりました)
パーツの切り出し
けがきが出来たらパーツをそれぞれ切り出していきましょう。
全ての工程で言えるのですが丁寧に行えば仕上がりも良くなります。
切る時も定規をしっかり当てて真っ直ぐ切るようにしましょう。
全て切り出せたら折り目の切り込みを入れます。
切り込みは全て方眼の付いている側で行えば良いです。(切り込みを入れるだけで切り離さないようにしましょう)
これでパーツの切り出し作業は終了、組み立て作業に移りましょう。
パーツを組み立てる
切り出したパーツをそれぞれ組み立ててケースにしていきます。
Bパーツの組み立て
Bパーツはmicro:bitの底の部分のパーツです。
パーツの一部が四角になります。
四角になる部分はボンドとなっていますが僕はテープのりで対応しました。
Dパーツの組み立て
Dパーツはmicro:bitの前面(LEDが実装している面)とケースの蓋になる部分のパーツです。
蓋の部分は重ねて丈夫にします。
ここでもボンドとなっていますが僕はテープのりで対応しました。
Eパーツの組み立て
Eパーツは蓋の取っ手部分を収納する部分のパーツです。
電池ボックスのスペーサー作りの要領で作成できます。
ここもボンドとなっていますがテープのりで対応しました。
Fパーツの組み立て
Fパーツは蓋の取っ手部分のパーツです。
取っ手部分は蓋の部分同様重ねて丈夫にします。
ここもボンドとなっていますがテープのりで対応しました。
上記以外のパーツの組み立て
上記で説明したパーツ以外のパーツは折るだけで完成です。
書籍内では「シャープに折る」「丈夫に折る」となっていますがこれらは全て方眼側から見ると「山折り」「谷折り」に相当します。
パーツ同士を組み立てる
全てのパーツの組み立てが終わったところでパーツ同士を組み立てていよいよケースを作っていきます。
AパーツとCパーツの接着
Cパーツの内側に接着剤を塗り、Aパーツを貼ります。
ここでもテープのりを使いましたが接着剤を使う場合には乾くまでクリップで固定が必要です。
AパーツとCパーツの間に隙間ができるのですが次のBパーツの接着でキレイになります。
Bパーツの接着
Bパーツの2つの面に接着剤を塗り、小さい面をCパーツ、大きい面をAパーツに貼ります。
これでAパーツとCパーツの間の隙間が埋まり、箱として強化されます。
Cパーツが浮いてしまいますが次のDパーツで抑え込めます。
Dパーツの接着
Cパーツに接着剤を塗り、Dパーツを貼ります。
LEDを見るための窓が付いた前面のパーツなので丁寧に貼り付けましょう。
これで箱としてはほぼ完成です。
EパーツとFパーツの接着
Eパーツは端から2mm程度入ったところで貼ります。
Fパーツはちょうど真ん中になるように貼ります。
少しずれても25mmの隙間に15mmの差し込みが入るため問題ないでしょう。
これで完成です。
micro:bitを入れてみよう
ケースが完成したので早速micro:bitを入れてみましょう。
寸法通りに作っていれば適度な隙間が有り難なくmicro:bitを収める事ができます。(個人的にはもう少しあそびが少なくても良いと思いますがそれはこれを元に修正していけば良いかと思います)
ケースになったため、micro:bitを立たせたり倒したりして変化させるプログラムを作って遊べます。
まとめ
micro:bitの醍醐味は単なるプログラミングだけではなく工作を合わせた作品作りだと思います。
書籍にも書かれていた通り、このケースは基本形でこれを元にいろいろ発展させる事で多彩な作品を作る事ができます。
プログラミング学習を生かして自由研究をしてみても良いかもしれませんね。
参考書籍:「プログラム×工作でつくる micro:bit」
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