前回記事では教本「Unity C# ゲームプログラミング入門 2020対応」についての紹介をしました。
今回は別の教本「Unityの教科書 Unity 2021完全対応版」について紹介します。
ターゲット
この本のターゲットはUnityはおろか、プログラミングもやった事無いような初心者向けの内容になっています。
Unityを使って進める部分では章の最初にこれからどんな事をやるかの概要が書かれ、実際に手を動かすところではまずは文章で説明し、その後に画像を使って丁寧に説明されています。
また、「プログラミングもやった事無いような初心者向け」と書いたように2章でゲームを作る上で必要なプログラミング知識を学べるようになっています。
3章以降では各章毎で完結するようになっており、章を進めるにつれてやる事が増えて行くのでステップアップしていけます。
章構成
この本は以下の章構成になっています。
- ゲーム作りの準備
- C#スクリプトの基礎
- オブジェクトの配置と動かし方
- UIと監督オブジェクト
- Prefabと当たり判定
- Physicsとアニメーション
- 3Dゲームの作り方
- レベルデザイン
1章はどの教本も同じでUnityについての紹介とインストール方法が書かれています。
2章はUnityで扱うプログラム言語の「C#」についての基礎が書かれています。
3章以降は実際に小さなゲームを各章完結で作っていき、Unityを使ったゲーム作りについて学べます。
実際に作ってみた
実際にこの本を使って作ったプロジェクトを公開してます。
※プロジェクトの公開についてはこの本で紹介されていないため以下の記事を参照ください。
3. オブジェクトの配置と動かし方
ルーレットを使ったおみくじを作ります。
オブジェクトはルーレットとどこを示しているかの針の2つだけで配置方法とルーレットを回すプログラムについて学べます。
※公開はしていません
4. UIと監督オブジェクト
車と旗でチキンレースを作ります。
UIの使い方とゲーム全体を制御するプログラムについて学べます。
※公開はしていません
5. Prefabと当たり判定
落ちてくる矢印を避けるゲームを作ります。
Prefabの生成&破棄と当たり判定について学べます。
※公開はしていません
6. Physicsとアニメーション
雲を登ってゴールを目指すゲームを作ります。
物理演算とアニメーションについて学べます。
※公開はしていません
7. 3Dゲームの作り方
いがぐりを使った的当てゲームを作ります。
3Dテンプレートの使い方とTerrainについて学べます。
8. レベルデザイン
リンゴをバスケットで拾うゲームを作ります。
パラメータを調整してゲームバランスを決める方法について学べます。
まとめ
タイトルに「教科書」と書いてある通り、教科書として一冊持っていたい内容になっています。
「ターゲット」でも紹介したようにプログラミング経験が無くてもゲームを作ってみたい方におススメです。
また、こういう本には抜けがちな考え方や作り方のプロセスまで丁寧に書かれているので独学でゲーム作りを覚えた人にも読んでみてもらいたいです。
近々更にもう1冊「UnityふりがなKidsプログラミング」という教本を手に入れる予定なのでそちらも紹介しようと思います。
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