我が家の3DプリンターはOctoPrintで制御しています。
また、タイムラプス撮影を行った記事にてUSBカメラを使っている事も書きました。
ただこのUSBカメラ、3Dプリンターを設置しているカラーボックス内では異様に圧迫感がありなんとか変更したいと考えていました。
今回、その問題を解決できたので紹介します。
現状把握
まずは現在の3Dプリンター(EasyThreed X1)の状態を確認していただきたい。
家に転がっていたロジクールのUSBカメラを繋いで運用していました。
ただ、このUSBカメラはカメラ部分と足(?)の部分が直角になるまで曲げる事が出来ない(多少の角度調整ぐらいなら可能)ため、壁からカメラ部分までがかなり出っ張り、大き目の印刷物だとぶつかる危険がありました。
そこで薄いタイプのUSBカメラに変更する事を考えて変わりの商品を探す事にしました。
薄型USBカメラを探す
こんな条件で探すのは恐らく自分だけだろうと思うくらい絞り込みをするのが大変でした。
そんな中、これはかなり薄いんじゃないかな?って思う物をAmazonで見つけました。
この商品、配達にかかる時間がずいぶんかかるため、もしかしたらAliExpressにもあるんじゃないか?と思い確認したらやっぱりありました。
値段もAliExpressの方が安いのでAliExpressにて注文しました。
撮影距離が遠い
いつも通りの簡易梱包(緩衝材無しの袋にそのまま商品)で届きました。
中身は画像通りで早速そのままPCへ繋げて動作確認したところ普通に映りました。
Amazonのレビューに書いてありましたが「ピント調整できない」と書き込みされていましたが銀色の部分を回すとレンズが移動するのでこれでピント調整ができます。
動作確認もできたので早速OctoPrintのカメラを変更してみました。
OctoPrintなのかRaspberry piなのかUSBカメラなのか原因が判らないですがWindows PCに繋げた時にはすんなり映像を見れたのですがOctoPrintへ繋げた場合にはRaspberry piの再起動をしないと認識してくれなかったです。(OctoPrintの再起動だけでは認識しなかった)
USBカメラの映像がOctoPrintで確認できるようになって愕然としました。
撮影距離が遠すぎて印刷物が収まらない。(画像では新旧ともに収まっていませんが実際の撮影はもっと離れたところで撮影するので旧カメラではぎりぎり収まるくらいです)
カメラの位置は壁側に下がったのに撮影範囲は狭くなってしまいました。
救世主「広角レンズ」
落胆していた時にふと「広角レンズ」の存在に気づきました。
だいぶ前に100均で購入していたスマホにクリップで付けられる広角レンズと魚眼レンズが放置していたのでこれを使えないか検討する事にしました。
実は広角レンズは旧カメラで試していたのでその際不要となっていたクリップ部分は既に切り落としていました。
この広角レンズをUSBカメラに取り付けたところ、撮影範囲がきもち広がりました。(それでも旧カメラと同じくらい)
魚眼レンズも試してみたのですが魚眼だけあって端が湾曲して使えませんでした。
なんとか今ある物で改善出来ないか?と悩んでいたところ、広角レンズが2枚のレンズ構成になっていて、回す事で外せる事を見つけました。
早速分解し、1枚になったレンズ(大きい側)をUSBカメラへ付けてピントを合わせたところ、一気に撮影範囲が広がりました。
まとめ
当初目標にしていた圧迫感のあるUSBカメラのスリム化を達成するだけでなく、撮影範囲を広げる事にも成功しました。
USBカメラ(約500円)とスマホ用広角レンズ(110円)の2つで千円かからなかったのも大満足です。
3Dプリンター周りはだいぶやり切った感があるのであとは調子の悪い撮影用照明を直したら完成ですね。
また、何か手を加えるようなら記事にて紹介します。
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