LABISTS製3Dプリンター 使ってみた感想

3Dプリンター

前回記事にて格安のLABISTS製3Dプリンター(EasyThreed X1)を購入した事を書きました。

あれからちょくちょく印刷をしていってお試し用フィラメントも尽き、一緒に購入した専用フィラメントで今は制度を上げる工夫を試みています。

そんなわけでレビューにはまだ早いかもしれないですが現時点まで使ってみた感想を紹介します。

そのまま紹介だけではつまらないのでAmazonのレビューに対しての僕の感想を書いていきます。

音について

人によって「うるさい」「静か」に分かれていますが僕は「まあまあ静か」だと思います。

どれくらい静かかと言うと僕は鈍い方なので同じ部屋でも寝れるぐらいですが神経質な方は流石に同じ部屋はつらいかもしれません。

ただ、動作音よりファンの音の方が気になりました。(それでも寝れる程度)

もしかしたら個体差があるのかもしれません。

ちなみに「まあまあ静か」の評価なのでケースは付けていませんが気になるなら検討しても良いかもしれません。

プラットフォームシートからの剥がれ

僕も何度か印刷途中で剥がれてえらい結果になった物もあります。

ただ、僕の場合はプラットフォームの高さを調整する事で改善されました。

剥がれる原因は1層目の出力時にプラットフォームシートへ押し付けながら出力されずにプラットフォームシートへ置かれるように出力していたので定着が弱く、印刷途中で剥がれていました。

剥がれて困っている方はプラットフォームの高さを見直してみてはいかがでしょうか?

因みに剥がれ防止のために糊も塗っておきましたがどちらかと言うと高さ調整した方が改善されたと思います。(一度プラットフォームシートから糊を完全に除去してから再度挑戦してみます)

脱調

Amazonレビューにも少し脱調についての書き込みが見られました。

僕の場合は今のところ発生していません。

アタリ・ハズレが出てくるのかもしれないですね。

使い方

動画が付属されていましたが「分かりやすい」とは言えないですね。

後は何かトラブルが発生してもどうすれば良いか解決策が書かれていません。(僕も現在進行形で印刷品質を向上させる方法を模索中です)

どれだけ組み立てが簡単でも完成品では無いので試行錯誤したくない方には不向きな機種だと思います。

ノズル詰まり

これもありがたいことに現時点では起こっていません。

電源を入れたままが詰まりやすいとのレビューも見ましたが電源が入ったまま完成して1時間以上放置していても詰まった事が無いです。

これもアタリ・ハズレがあるのかもしれないですね。

フィラメントホルダー

本体に取り付けるフィラメントホルダーはかなり小さいです。

僕は本体と同時にオリジナルフィラメントも購入したのでぴったりはまりましたがこのフィラメントは250gのロールで一般の1kgでは大きすぎて別途フィラメントホルダーを用意する必要がありそうです。

専用スライサー

この機種専用のスライサーソフトは流石にこの機種用に設定されているようで何も考えずに「ONE KEY」で印刷してもそれなりの物が出力されました。

縮小機能を使った印刷でデータサイズが元のまま出力されたとのレビューを見ましたが僕が行った縮小では問題なく設定したサイズで出力されました。

ただ、気になるようならモデリングソフト側で直接データを縮小してからスライサーに持ってくると間違いないですね。(僕も基本は縮小したデータを先に作ってからスライサーへもってきています)

「ONE KEY」以外にも各種設定を細かくできるようにカスタマイズできるようですが僕はCURAに変えてしまったのでこの専用スライサーでどこまでできるかは不明です。

ちなみに印刷時間は色んなレビューにも書かれている通り、目安にもならない短い時間で表示されます。(僕はほぼ無視しています)

反転印刷

これもいくつかのレビューで確認し、購入前に気になっていましたが反転されず正常に印刷されています。

流石にいくつもレビューで指摘されていただけに対応したのでしょうか?

正直販売店から端子の繋ぎなおしを勧められるのはありえないですね。(いくら完成品では無いにしても・・・)

プラットフォームの変形

今のところ気になっていないです。

印刷した数がまだ少ないのでこの現象が起きていないのかもしれませんが・・・

しばらく様子を見てみます。

操作性

この機種には表示パネルが付いていないのでどんな状況なのかを把握するのが困難です。

今はだいぶ慣れてきたのでなんとなく状況が分かるようになってきましたが最初はかなり苦労すると思います。

再生マークのボタンを押しても動かない場合はSDカードを疑った方が良いですね。

SDカード内には印刷したいG-codeのファイルのみ直接入れて、名前を英語のみにするだけで動かないトラブルは大分減ると思います。

まとめ

現在売られている機種は初期の不具合を対応されていそう。(反転印刷・ノズル詰まり)

完成品では無いのでトラブル対応、品質向上には試行錯誤が必要。

高品質を求めず3Dプリンターを潰すつもりで勉強するにはうってつけ。

自分のスタイルに合うかどうか考えて購入を検討してみてはいかがでしょうか?

僕は勉強のための第一歩として購入したので十分満足しています。

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