コンピューターサイエンスを学ぶために作られたCode.orgは初めてのプログラミングに最適なサイトなので紹介します。
Code.orgとは
Web上でプログラミングを学習できるサイトでアメリカ合衆国の非営利団体が運営しています。
「アナと雪の女王」や「アイスエイジ」、「アングリーバード」などとコラボしているので子供たちが楽しみながら学習する工夫がされています。
きっかけ
上記でも出ていますがCode.orgでは「アナと雪の女王」を使ったプログラミング学習ができる事を知り、子供が興味を沸いたので実際に触ってみる事にしました。
ちなみに「アナと雪の女王」とコラボしている事を知ったのは図書館で見つけた本でした。
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対象は4歳~104歳
上限は一旦置いておいて、4歳から対象としているだけあり、4歳~のチュートリアルはブロック型のビジュアルプログラミングツールを使うための準備としてブロックをドラッグ&ドロップする反復練習から始まります。
下の子(5歳)でもドラッグ&ドロップの仕方を少し教えただけで次々にチュートリアルをこなせていけました。
感想を聞いたところ「簡単!」と難なく出来た事を実感していました。
「アナと雪の女王」は小学生向け
この下の子が「アナと雪の女王」をやりたがっていたのでチュートリアルを途中で止めて実際にやらせてみました。
4歳~のチュートリアルと違い、ブロックの内容が複雑になっていてすぐに理解ができなかったようです。
最初の問題では「1本の線をかく」だったのですが選ぶべきブロックの「うごく「まえ」に「100」ピクセル」を理解できていませんでした。
なので「これが前に進むブロックで右に向くブロックと左に向くブロックだよ」と教えると理解できたようで線を描く事ができました。
途中で四角を描く問題ではループを使わない方法までは実際にキャラクターになりきって自分で歩きながらどんな命令をすれば描けるか考えながら進めてこれましたがループを使う問題では繰り返しのブロックがどんな物なのか理解できていませんでした。
繰り返しについての説明をして少し理解するとやっとこ問題をクリアできたのですが次の四角形を3つ描く問題はお手上げでした。
この問題は繰り返しブロックを入れ子にして2つ使い120度の角度を付けて3つ描かないといけないので5歳で理解するにはけっこう大変なようです。
ちなみに上の子(9歳)は入れ子の繰り返しブロックも120度の角度指定も理解し、次の四角形を10個描く問題も少し時間が掛かりましたがクリアする事ができました。
個人差はあると思いますがやはり小学校2、3年以降でなければ「アナと雪の女王」でのプログラミングは大変だと思います。
「アングリーバード」コラボがオススメ
コース1のレッスン4「迷路: シーケンス」は「アングリーバード」コラボのチュートリアルでぶたを捕まえるとクリアになる問題が複数出題されます。
進めるところは格子上の障害物が無い場所となりタイトル通り迷路のようになっています。
使えるブロックも東西南北の4つのブロックで漢字で書いてあるのですが大きい矢印も書いているので直感でどんなブロックか理解できます。
下の子もこれは「おもしろい!」と何度も繰り返し遊んでいました。
どんな命令を出せばどう動くのか、プログラミングの根本を最初に学ぶには最適だと思いました。
言語変更が分かりづらい
もしかしたら僕だけかもしれませんがGoogleアカウントでログインすると言語設定が英語になってしまい日本語に変更する方法がかなり戸惑ったので同じ思いをする人のために言語設定の変更方法を紹介します。
ログインした画面やアカウントの設定画面あたりには言語設定はありません。(もしかしたら見つけられなかっただけかもしれません)
どのコースでも良いのでプログラミングできる画面まで移動します。
プログラミングできる画面になると左下にドロップボックスが有り、そこで言語設定を変更する事ができます。
クリックして真ん中辺にスクロールするとイタリア語の下(韓国語の2つ上)に「日本語」が出てくるので選択すると日本語環境になります。
まとめ
いくつかビジュアルプログラミングツールを使ったプログラミング学習を見たり体験してみましたがその中でも「Code.org」は一番最適だと思いました。
ただし、あくまで初めてプログラミングを経験する場合であり、実際に色々作品を作りたいと思った時には他のツールの方が良いと思います。
今までプログラミングに触れた事が無い人は是非触ってみてほしいと思います。
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